ゲイバーママの地震予言についての疑問
知ってる人は知っている、抜群に当たる予言をするらしいゲイバーママ。
容姿はアンタッチャブルの山崎弘也に瓜二つなんだとか。
そんな彼(彼女?)は市川海老蔵など著名人が崇拝するほどの予言能力の持ち主。
そして彼の予言の中でオカルト系大好きな奴らがよく話題にするのがこちら。
取材に行った記者が予言をお願いするとこんなことを話しだしたのだ。
「ケガに注意。大きめのケガね。これは関東大震災によるケガよ」
その関東大震災こそが、2015年5月末に起きるというのだ。ママはこう続ける。
「震源は、千葉県の外房沖で大きいわ。津波の被害も大きくって、そうね、埼玉の川口あたりまで水没するわよ」
時代はもうすでに2015年の6月だ。
5月末は過ぎている。
では実際に5月末に何が起きたのかといえば、小笠原諸島で起きたM8.1の大規模地震だ。
震源が異常なレベルで深かったため震度としては最大5強程度。
予言にあった水没はなかった。
この時点で予言の信頼度は多少落ちている。
確かに大規模と言ってよい地震が起こりはしたが。
もうひとつ予言に対して疑念を抱かざる負えない背景が存在する。
それまでに東京から、いっそ九州あたりへ逃げておくべきか。いや海外か。ほかの客と真剣に話し合っていると、ママはこうも言う。
「大丈夫よ、それまでに戦争が始まっているから」
戦争? それって、大丈夫なのか。
「尖閣諸島の問題で中国が攻めてきて日中戦争になるのよ。九州は全滅。だから、行かない方がいいわよ」
それはいつ頃なの?
「そうね、早くて来年の春くらいかしら」
来年とは予言が行われたのが2013年のことなので2014年の春が該当する。
しかし2014年に日中での戦争を発生していないし、九州は全滅どころかピンピンしてる。
こんなガッツリと外しておきながら5月30日の地震を当てたと一部のメディアは大騒ぎ。しかもゲイバーママは調子に乗ったのか以下の記事でまたもやこんな予言をし始めた事がわかる。
小笠原沖地震の数日後、改めてママの店を訪ねた。
「地震、ホントに起きたでしょ。だから言ったのよ、危ないわよって。でもこれで終わりじゃないわ。また見えたのよ、もっとシャレになんないヤツが」
そう話すママは、淡々と次のXデーを予言した。
「次は、今年の秋ね。そう、10月頃に関東で大震災が起きる可能性が高いわ。直下型よ。過去のヤツとは比較になんないわよ。しかも、その後がヤバいの。地震の2か月後に、富士山が噴火するのよ。この辺まで火山灰が飛んできちゃうわ。半年後の日本は大変よ」
破滅願望を持つ僕としては願ったり叶ったりな予言だ。
正直言うと当たって欲しい。
しかし外れる気しかしない。
どうせ小笠原諸島の地震と同じようになんだかんだショボイ地震が起きて、火山だってちょろっと水蒸気爆発するぐらいだ。
近隣の住民がすこし火山灰飛んできてパニックになるぐらいで東京都の人たちは何事もないように通勤、通学をし自分のなすべきことをしているに決まっている。
予言者で多いのは外した予言はあまり大きく扱われず、当たった(っぽいレベル)予言ばかり取り上げられてあたかも「こいつは凄い本物だ」と語られる。
予言者で未来が見えるというなら百発百中は求めないがせめて8割ぐらい当ててほしいものだ。