羊蹄山(北海道)で環水平アークが確認される。これは地震の前兆か?
羊蹄山に虹 環水平アーク? pic.twitter.com/zyLmX9fuUa
— るーちぇ (@Lucemoon888) 2015, 6月 6
きれいですね~。
まるで心が洗われるようです。
……とでも言うと思ったかアホめ!
僕のようなオカルト大好きな変人奇人は環水平アーク=地震の前兆という考えを持っているのです。
ソースとしてはこういうことが昔あったから。
神奈川県内を走行中に見かけた物!高空にある雲が虹になっている。3日後の2010年7月23日(金) 6時16分 6時6分 千葉県北東部 M5.3 震度5弱
地震の2時間前に彩雲が約30分間出ました。撮影場所は甘粛天水。中華人民共和国中西部に位置する四川省アバ・チベット族チャン族自治州汶川県で現地時間(CST)2008年5月12日14時28分(JST15時28分、UTC6時28分)に発生した
そういうわけで北海道住民は地震に注意な!
これだけで終わっちゃうと非常に味気ない記事になっちゃうから羊蹄山について話そうか。
羊蹄山とは。
羊蹄山は円錐形の成層火山で、2003年(平成15年)に気象庁により活火山に指定された。山頂には直径700m、深さ200mの火口(父釜)があり、西北西斜面にも側火口(母釜、子釜)を持つ。
ちなみに場所は大雑把に説明すると北海道の南西辺りに位置しているぞ。
そして注目して欲しいのは羊蹄山は活火山であるということ。
活火山ってのは読んで字の如し。活動中の火山ってこと。噴火することだってあるかもしれないのだ。
でも気象庁で設定されてる噴火警戒レベルは1もないし殆ど死んだ火山に近いんじゃないかな。
だがこの環水平アークが確認されたということは付近で地震の起きる可能性が高いということ。
もし起こればそれに触発されて火山もバゴーンといっちゃうかもしれない!
ってな具合で不安を煽るのが巷でよく言われるオカルト厨です。
環水平アークが地震の前兆だなんて言ってるのは僕みたいに迷惑な破滅願望を持った馬鹿か、オカルトな話題をすぐに信じちゃう頭のなかお花畑な人間です。
環水平アークとか環天頂アークというのは、晴れてさえいれば3日続いたり月に9回(もしかしたらもっと高頻度)は起こることもある現象です(ただし地方と季節によります)。ただ時間的に短かったり(数秒で消える場合も多いです)、低層の雲に隠れていたり、霞んでいたり、角度が高かったりで気が付かないだけです(きれいなのは非常に稀です)。
要するに環水平アークなんていうものは結構な頻度で起きてる現象だけど、殆どの人が気づいてないだけって話。
結構な頻度で起きてるならそれにともなって大きな地震が月に何度もくるはずだけど、そんなに震度5以上とかの地震は起きないでしょ? つまりはオカルト大好きな奴らが騒ぎ立ててるだけで心配するだけ無駄な話。
ただこういう災害に対しての恐怖を煽ることで実際に災害が起きた時のための準備をさせるって意味では無意味ではないかもしれない。